『50年先の葬儀を予想する』—これは「葬斎・火葬船」提唱者である私が、宗教界セミナーの講師として招かれた際に主催者からリクエストされることが最も多いテーマです。
『葬儀』が向こう50年間で「どのような変化があり、どのような出来事が起きてくるか」という未来予想を年を追って説明していくものです。
その中の一つ「2015年頃『葬斎・火葬船』が出現するであろう」という予想を聞いたあるセミナー参加者の住職が、後に自坊で檀家にその話を披露し、それを聞いていた檀家の中に、非常に情報に敏感な日本財団の職員がいたのです。
「船舶が人々の役に立つかもしれない」
それがこの『葬斎・火葬船』構想発足のきっかけでした。
本構想は世界的に見ても存在せず、情報も皆無でしたが、日本財団をはじめ、船舶や海洋の専門家および、火葬・葬祭関係の協力のおかげで、目標に近い調査が完了しました。
平成20年1月28日に日経新聞全国版で本構想が紹介され、反響を呼びました。また、韓国、オーストラリアでも本構想が紹介され、問い合わせがきています。
日本同様海に面し、火葬場の立地確保に困難を極めている国、都市では、火葬船の需要が見込めます。
本調査研究により提案する「葬斎・火葬船」は、ご遺族のための特別な時間と空間とを提供いたします。